STORY
2019.11.01

黒いちじく②

Black figs

佐渡の黒いダイヤ②

待ちに待った黒いちじくジャムの製造現場へ
いざ潜入!!
工場の中に入るとそこは佐渡の景色が…

(中の人の願望…)

さて、冗談はさておき…
セゾンファクトリーの工場に、生の黒いちじくが届きました!!

届いた黒いちじくは早速水の中へ

水に浮かんだ黒いちじくも美しいですねぇ~

早く食べたいっ…

今から仕込んでいく黒いちじくジャムはなんと!!!

二日間かけて仕込んでいきます。
一日目は生処理と仕込みをして、煮込みます。
二日目はさらに煮込み、味の微調整を行い、充填して完成!
手間と時間をかけて希少な黒いちじくを 丹精込めて美味しいジャムにしていきます。
職人の手にもいつも以上に力が入るそう。

まずは、黒いちじくを手洗いしていきます。
食べ頃の黒いちじくなので、 傷がつかないよう一粒一粒丁寧に洗っていきます。

洗った後は、皮ごと切っていきます。
黒い皮の中から現れる真っ赤な中身はとっても綺麗!

黒いちじくは皮ごと食べられるんですよ!
私も佐渡で皮ごといただきました!!

次は、小さな銅釜でぐつぐつと煮ていきます。
通常のジャムだと、この銅釜の二倍の大きさの鍋で煮ていくのですが、 職人の目で観れる範囲の大きさのこの銅釜を使って丁寧に煮ていきます。

なぜ銅釜を使用するの?

銅釜で煮詰めることにより、黒いちじくの色が鮮やかになります。
小さい鍋なので、手間も時間もかかりますが、 黒いちじくの綺麗な色を出す為に、あえてこの銅釜で煮詰めています。

生の黒いちじくは二つに割ると中身はこんなに真っ赤!
とっても綺麗な色をしています。

この生の黒いちじくの綺麗な色をジャムに加工していく過程で 無くさぬよう、銅釜で丁寧に煮詰めていくんですね。

ぐつぐつと煮込んでいると黒いちじくの甘い香りが 工場中に広がっていきます。
そこに赤ワインを加え味にコクを出していきます。

毎年同じ糖度や酸味があるわけではないので、 その年の状態に合わせて微調整を行います。
素材本来の味を生かしつつ、より美味しく仕上げていくために、 その微調整が大切なんだそうです。

出来上がった黒いちじくジャムはそのまま食べても 本当に美味しいんです。
つぶつぶの食感と、とろりと溶ける食感がこれまた絶妙。

見てください!キラキラと輝くこの宝石のようなジャムを!!

ちょっと贅沢にフランスパンに生ハムと黒いちじくジャムをのせ、 胡椒をかけてワインと共に食べるのもあり!!
ワイン好きな私にはとっても贅沢なおつまみの完成です。

黒いちじくのとろりと溶ける食感を活かしたジャムを 堪能してみてはいかがですか?
食べた瞬間、目の前に佐渡の景色が広がりますよ…

Photo:カメラの人

Text:カメラの人

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